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Azure でフェイルオーバー クラスター を構築

概要

Azure で、フェイルオーバークラスターを構築する方法を紹介します。

内容

Azure で、2ノードのフェイルオーバークラスターを構築する手順を紹介します。
以下の手順で紹介します。
1. フェイルオーバー クラスターのインストール
2. ロードバランサーの設定
3. クラスター ロールの追加
4. フェイルオーバーのテスト

最終的な環境としては、以下のようになります。


1. フェイルオーバー クラスターのインストール
1.1. まず、1 ノードのクラスターを作成します。


1.2. CNO (Cluster Name Object) のオンラインに失敗します。
これは、DHCP からの IP アドレス取得に失敗し、CNO を保持しているノードの IP アドレスと重複した IP アドレスがアサインされるためです。


1.3. CNO をオンラインにするために設定を行います。CNO の IP アドレスを右クリックし「プロパティ」をクリックします。


1.4. 「全般」のタブの「静的 IP アドレス」に、サブネットで使用していない IP アドレスを記入します。
この IP アドレスが実際の通信に使用されることはありません。


1.5. CNO をオンラインにします。


1.6. CNO がオンラインになります。


1.7. もう一つのノードを、クラスターに追加します。


2. ロードバランサーの設定
Azure ポータルで 負荷分散規則に、クラスターロールが使用するポートの設定をします。
設定の際、「フローティング IP (Direct Server Return)」は「有効」にする必要があります。


フローティング IP については、Microsoft のブログにわかりやすい説明があります。
真ん中あたりの「これまでの Load Balancerは」からです。

3. クラスター ロールの追加
3.1. 「役割」を右クリック→「役割構成」から、VCO (Virtual Cluster Object) の作成を行います。


3.2. ここでは「汎用アプリケーション」を作成し、常に NTttcp が動く以下のバッチを登録しました。


用いたバッチは以下です。

:loop
C:\bin\NTttcp-v5.33\amd64fre\ntttcp -r -m 1,*,10.5.0.20 -rb 2m -a 1 -t 10 -p 5001
goto loop

3.3. 役割が起動しません。
これは、DHCP からの IP アドレス取得に失敗し、役割 を保持していたノードの IP アドレスと重複した IP アドレスがアサインされるためです。


3.4. ロールの IP アドレスを、ロードバランサーの IP アドレスにするため、クラスターノードにて以下の PowerShell を実行します。

# クラスタネットワーク名を入力します。
# Get-ClusterNetwork か GUI から確認できます。
$ClusterNetworkName = "Cluster Network 1"

# IP アドレスリソース名を入力します。
# get-clusterresource | where-object {$_.resourcetype -eq "IP Address"} か GUI から確認できます。
$IPResourceName = “IP アドレス 10.5.0.0"

# ロードバランサーの IP アドレスを入力します。
$ILBIP = “10.5.0.20”

$params = @{"Address"="$ILBIP";
          "ProbePort"="59999";
          "SubnetMask"="255.255.255.255";
          "Network"="$ClusterNetworkName";
          "OverrideAddressMatch"=1;
          "EnableDhcp"=0}

# VCO のクラスターリソースパラメーターをアップデートします。
Get-ClusterResource $IPResourceName | Set-ClusterParameter -Multiple $params

3.5. 役割を開始し、問題なく開始できることを確認します。



4. フェイルオーバーのテスト
4.1. 問題なくクラスターが構成されていることを確認してみます。
ロールに対し送信をし、問題なく送信できることを確認します。


4.2. アクティブとなっているノードをシャットダウンしてみます。


4.3. するとフェイルオーバーが起こり、もう一つのノードでロールが起動します。

4.4. フェイルオーバー後に、再度ロールに対して送信をし、問題なく送信できることを確認します。



情報元
Windows Server Failover Cluster on Azure IAAS VM – Part 1 (Storage) (英語)
Building Windows Server Failover Cluster on Azure IAAS VM – Part 2 (Network and Creation) (英語)

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