【概要・まとめ】
Visual Studioの使用時に役に立つショートカットキーを紹介します。今回はデバッグ/設定 編です。
一つ一つは小さなことですが、頻繁に使えるテクニックなので作業効率が上がります。
ショートカットキー | コマンド |
Ctrl + F10 | カーソル行の前まで実行 |
Shift + Alt + F11 | 関数にステップイン |
“未使用の using の削除” | 未使用の using の削除 |
“このアイテムのフォルダーを開く” | このアイテムのフォルダを開く |
Ctrl + ] | かっこに移動 |
Ctrl + タイトルバーをダブルクリック | ウィンドウをフロート/ドックする |
Ctrl + Q | クイック起動 |
【内容】
<環境>
今回紹介するコマンドはVisual Studio 2012のC#で動作確認しています。
(可能な限り、どのバージョンからコマンドが使えるようになったかも記述しています。
[]の中の数字がそれに該当します。例えば、[2005]はVisual Studio 2005から使えるようになったことを表しています。)
<コマンド>
・Ctrl + F10 : カーソル行の前まで実行 [2005]
ある場所までプログラムを実行させたい、という時に、Ctrl + F10 を使用すると便利です。
例えば、以下の例で「MyFunc2(i) の前まで実行したい」という状況を考えます。
そのような場合、MyFunc2(i) の行にカーソルをもっていき、その後 Ctrl + F10 を押します。
すると、MyFunc2(i) の行の前まで実行させることができます。
*上記のような状況では、もちろん、MyFunc2(i) の行でブレークポイントを張る、でも実現可能です。
しかし、上記の方法では、ブレークポイントを張る/削除する という手間が省けて、便利です。
・Shift + Alt + F11 : 関数にステップイン [2008]
以下のように、関数が入れ子になってい行でブレークポイント中で、「MyFoo2() にステップインしたい」という状況を考えます。
そのような場合、Shift + Alt + F11 が使えます。
Shift + Alt + F11 を実行すると、以下のように、どの関数にステップするかを設定するウィンドウが現れますので、ステップインしたい関数(= ここではMyFoo2)を選択します。
すると、その関数にステップインすることができます。
・”未使用の using の削除”
Visual Studio のテンプレートには、不要な”using”があることがあります。
そのような場合、コードエディター上で右クリック → “using の整理” → “未使用の using の削除” をクリックします。
すると、不要なusing を削除することができます。
・”このアイテムのフォルダーを開く”
コードエディタのタブの部分を右クリック → “このアイテムのフォルダーを開く “ をクリックします。
すると、、そのソースコードがあるフォルダを開くことができます。
・Ctrl + ] : かっこに移動
”Ctrl + ]” で、対応するかっこに移動することができます。
・Ctrl + タイトルバーをダブルクリック : ウィンドウをフロート/ドックする [2012]
Ctrl を押しながらタイトルバーをダブルクリックすると、ウィンドウをフロートさせることができます。
フロートしているウィンドウに対して、同じ操作をすると、ドックさせることができます。
・Ctrl + Q : クイック起動 [2012]
Ctrl + Q で”クイック起動を実行させることができます。
クイック起動は、例えば、”デバッグ”と入力すると、デバッグに関連するコマンドが表示されます。
「メニューのどこにコマンドがあるかわからない」、という時も使えます。
URL
・Pre-defined Keyboard Shortcuts (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/da5kh0wa.aspx