今回は、Log Parser Lizard を紹介します。
Log Parser Lizard は、CUI ツールである Log Parser (= 後述します。) を、GUI で使えるようにするツールです。
以下Log Parser とは?から、Log Parser Lizard の使用例までを紹介します。
【Log Parser とは?】
Log Parser とは、マイクロソフトからフリーで公開されているツールです。
いろいろなフォーマットのログ(例:XML、CSV、イベントログ など) に対して、SQL 文のような構文で、クエリを行えるようにするものです。
言葉ではイメージがイメージが掴みにくいのですが、一例があると、わかりやすいと思います。
以下は、「システムのイベントログに、イベントのタイプが何個あるのか」を調べているツールところです。
LogParser.exe "select EventTypeName, count(*) as [Number of events] from System group by EventTypeName" |
【Log Parser Lizard とは?】
Log Parser Lizard とは、CUI であるLog Parser を、GUI で使えるようにしたツールです。
Lizard LABS のホームページより、無料でダウンロード・使用することができます。
5【Log Parser Lizard のダウンロード・インストール】
Lizard LABS のサイトの”DOWNLOAD NOW”より、Log Parser をダウンロードし、ウィザードに従ってインストールするだけです。
数分程度で終わります。
(注意): Log Parser Lizard を使用するには、Log Parser をインストールしておく必要があります。
【Log Parser Lizard の使用例】
Log Parser Lizard を使用して、上記した「システムのイベントログに、イベントのタイプが何個あるのか?」を調べてみます。
1. Log Parser Lizard を起動します。
2. “Event Logs” のタブをクリックします。
3. “Count event type from System” をクリックします。
4. “Run Query” をクリックします。
すると、”Query”のウィンドウにあるクエリが実行されます。
5. 実行結果とグラフが表示されることを確認します。
このように、GUI でクエリの発行をすることができます。
今回は、例という事で、デフォルトで登録されているサンプルを使用しましたが、もちろん、自分でクエリを発行することもできます。
【Log Parser Lizard の特徴的な機能】
以下、Log Parser Lizard の特徴的な機能を紹介します。
・フィルター
出力結果に対し(エクセルのように)フィルターを張ることができます。
・図
たくさん用意されているテンプレートから、図を作成することが可能です。
・エクスポート
Excel や PDF、JPG 等の形式で、出力結果をエクスポートすることもできます。
リンク
・Short Introduction to Log Parser Lizard (英語)
Microsoft の方による、Log Parser Lizard の紹介ブログです。
http://blogs.technet.com/b/anneste/archive/2011/06/24/short-introduction-to-log-parser-lizard.aspx