Microsoft のフリーのツール Log Parser Studio を紹介紹介します。
Log Parser Studio は、ログ解析に便利なフリーのCUI ツールLog Parser を、GUI で使えるようにするツールです。
以下、次のセクションに分けてLog Parser Studio を紹介します。
・Log Parser とは?
・Log Parser Studio とは?
・Log Parser Studio のインストール方法
・Log Parser Stuido の基本的な使い方
Log Parser とは?
Log Parser とは、マイクロソフトからフリーで公開されているCUI のツールです。
色々なフォーマットのファイル(例:XML、IIS ログ、イベントログ、ファイルシステム等々)に対して、SQL文のような構文で、クエリの実行・結果の取得ができるようになるツールです。
例えば、”システムのイベントログに、イベントのタイプ(= エラー、警告、等)が何個あるか” を調べるには、LogParser を用いて以下のクエリを実行します。
LogParser.exe "select EventTypeName, count(*) as [Number of events] from System group by EventTypeName" |
Log Parser Studio とは?
Log Parser Studio とは、こちらもマイクロソフトからフリーで公開されているツールです。
Log Parser Studio は、CUI であるLog Parser をGUI で使えるようにしたツールです。
Log Parser Studio のインストール方法
Log Parser Studio のインストールは簡単で、以下の3つをインストールするだけです。
・Log Parser
Log Parser はマイクロソフトのサイトからダウンロードできます。
1点だけ注意点があり、インストール中のウィザードでは”完全”を選ぶ必要があります。
・.NET 4.0 以降
.NET 4.0 はマイクロソフトのサイトからダウンロードできます。
Windows 8 以降は、デフォルトで入っているので、別途インストールはいりません。
・Log Parser Studio
マイクロソフトのサイトからダウンロードできます。
ダウンロードしたZip を解凍するだけです。
Log Parser Stuido の基本的な使い方
1) 解凍したフォルダーの中にある、LPS.exe を実行します。
2) Library タブにあらかじめ登録されている多くのクエリがあります。
ここでは、”EVENT: Count Application Errors per Hour” (= Application のイベントログの一時間ごとのエラーの数を調べるクエリ)を実行するために、その行をダブルクリックします。
3) 新しいタブが作られます。
下部分には、実行されるクエリも記載されております。
ビックリマークのアイコンをクリックし、クエリを実行します。
4) 結果が表示されます。
5) グラフのアイコンをクリックするとグラフ表示も可能です。
[補足]
自分でクエリを作成することも可能です。
1) ”File” → “New” → “Query” をクリックします。
2) 新しいタブが出来上がるので、クエリを記入します。