IIS 7.0よりRSCA (Run-Time Status and Control) APIが提供され、サーバーのリアルタイムの情報がわかります。
Microsoft.Web.Administration APIを利用してユーザーが独自にプログラムを組むこともできますが、ここではプログラムを組む必要がないIISマネージャーとappcmd.exeを使ってリアルタイム情報を収集する方法を記述します。
IISマネージャーを使用したリアルタイム情報収集方法
1. トップの'ワーカープロセス'を選択します。
2. 現在サーバーで動いているアプリケーションプールの情報のみ表示されます。
3. ワーカープロセスをダブルクリックすると詳細な情報が表示されます。
appcmdを使用したリアルタイム情報収集方法
1. appcmd list request を実行します。
出力にリアルタイム情報が出力されます。
他にも引数があり、appcmd list request /?で調べることができます。
サーバーのレスポンスが時間がかかるときに、上記を利用し経過時間が長いものを調べることができ、トラブルシューティングに役に立ちます。
リンク
・マイクロソフトによるRSCAの説明 (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb757017.aspx のRich Troubleshooting Tools and Diagnostics Informationの章
・Microsoft.Web.Administration Namespace (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ie/microsoft.web.administration(v=vs.90).aspx