dcgpofix を用いると、デフォルトのグループポリシーオブジェクト (GPO) をリセットすることができます。
準備
Default Domain Policy を以下の手順で変更してみます。
1. グループ ポリシーの管理 (gpmc.msc) を起動します。
2. Default Domain Policy を右クリックし「編集」をクリックします。
3. 例として「コンピューターの構成」→「ポリシー」→「管理者テンプレート」→「Windows コンポーネント」→「Internet Explorer」の「特定の検索プロバイダー一覧をユーザーの検索プロバイダー一覧に追加する」を「有効」にしてみます。
dcgpofix の使い方
1. Domain Administrator か Enterprise Administrator でドメインコントローラーにログインします。
2. 管理者権限のコマンドプロンプトを起動します。
3.「dcgpofix /target:domain」を実行します。
「target:domain」は、ターゲットがドメインの GPO、という意味です。他にも「target:dc」あり、これはターゲットが DC の GPO という意味です。ターゲットが両方である「target:both」もあります。
Default Domain Policy が変更される事の確認と、ユーザー権利割り当てが変更される旨の警告が表示さえるので Y を入力すると、GPO がリセットされます。
5. 上述した「準備」で変更した「特定の検索プロバイダー一覧をユーザーの検索プロバイダー一覧に追加する」を確認すると、元に戻っていることが確認できます。
dcgpofix のヘルプ
dcgpofix のヘルプは以下です。
注意
一部のセキュリティ設定は元に戻りません。詳細は Microsoft の The Dcgpofix tool does not restore security settings in the Default Domain Controller Policy to their original state を参照ください。