【概要・まとめ】
Visual Studio使用時に役に立つショートカットキーを紹介します。今回はコーディング編です。一つ一つは小さなことですが、頻繁に使えるテクニックなので作業効率が上がります。
ショートカットキー | コマンド |
Ctrl + . | スマートタグ |
Ctrl + E, D | ドキュメントのフォーマット |
<tab>を二回 | IntelliSenseの拡張 |
Ctrl + K, X | スニペットの挿入 |
Ctrl + K, L | メンバーの一覧 |
Ctrl + K, W | 入力候補 |
Ctrl + K, P | パラメーターのヒント |
Ctrl + K, I | クイックヒント |
【内容】
<環境>
今回紹介するコマンドはVisual Studio 2012のC#で動作確認しています。
(可能な限り、どのバージョンからコマンドが使えるようになったかも記述しています。 []の中の数字がそれに該当します。例えば、[2005]はVisual Studio 2005から使えるようになったことを表しています。)
<コマンド>
・Ctrl + .(ドット) : スマートタグ [2005]
”Ctrl + .”でスマートタグを表示させることができます。
スマートタグとは、コーディング中によく出てくる、青色の四角をクリックすると出てくるものです。
例えば、”Using System;” を宣言していない状態で、”Console.WriteLine(“test”)と記述すると出てきます。
この時に、Ctrl + . でスマートタグを表示させることができます。
・Ctrl + E, D : ドキュメントのフォーマット
ドキュメントのフォーマットがずれている場合に、”Ctrl + E, D”でドキュメントをフォーマットすることができます。
例えば、インデントがずれている場合に、整形したい行で”Ctrl + E, D”をすると、インデントが整形されます。
・<tab>を二回 : IntelliSenseの拡張 [2005]
tabを二回クリックすることで、IntelliSenseの拡張機能を使えることができます。
例えば、forを入力しtabを二回入力すると、for文のフォーマットが入力されます。
・Ctrl + K, X : スニペットの挿入 [2005]
”Ctrl + K, X”でスニペットの挿入を行うことができます。
以下は、スニペットの挿入を利用して、foreach文を入力しているスクリーンショットです。
・Ctrl + K, L : メンバーの一覧
IntelliSenseを途中でキャンセルしてしまったときに、”Ctrl + K, L”ですべてのメンバーの一覧を表示させることができます。
以下は、IntelliSenseをキャンセルしてしまった時に、”Ctrl + K. L”ですべてのメンバーの一覧を表示していることろです。
・Ctrl + K, W : 入力候補
一つ上の”メンバーの一覧”の表示と似ていますが、こちらは、入力候補が1つの場合に”Ctrl + K, W”を実行すると、残りを入力してくれます。
例えば、インスタンスmcのメソッドで、mから始まるメソッドはMyFuncしかない場合を考えます。
この時、”mc.m”と入力しIntelliSenseをキャンセルしてしまったときに、”Ctrl +K, W”を入力すると、自動的にMyFuncと補完されます。
・Ctrl + K, P : パラメーターのヒント
パラメーターのヒントの表示をキャンセルしてしまったときに、”Ctrl + K, P”で再度パラメーターのヒントを表示させることができます。
・Ctrl + K, I : クイックヒント
”Ctrl + K, I”でクイックヒントを表示させることができます。
リンク
・Pre-defined Keyboard Shortcuts (英語)
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/da5kh0wa.aspx